結婚する意志が固まって、両家へのあいさつも済んだ、その次に進める事項は、「ご両家の顔合わせ」です。
入籍をしてしまえば、書面上、ご両家は家族となりますが、そんな書面上の付き合いよりも「ご両家のつながり」ということを大切にされたいとの思いの親御様は多いかと思います。
「ご両家の顔あわせの日」は、これから続くご両家のつながりがスタートする日でもあります。
では、どのようなタイミングでおこなえば、より良い雰囲気で進めることができるのでしょうか?
顔合わせについて考えてみましょう。
顔合わせのタイミングはいつ?
ご両家の顔あわせは、お二人のなかで結婚の意思が固まり、それぞれの親御様にも結婚の報告を済ませた後に開催することが一般的です。
「うちは結婚の話なんて聞いていない!」
などと、ご両家のなかでも話の相違がうまれてしまってはせっかくのスタートが台無しになってしまいます。
必ず、それぞれの親御様に結婚の報告を済ませた後に開催しましょう。
ただ、ご両家同士が遠方という場合もあるかと思います。
新幹線や飛行機が移動手段として必要となる場合、日程の調整もなかなかしにくいことと思います。
その際は、結婚の報告にうかがった時に顔合わせの日程についてもそれぞれの親御様と相談されることをオススメします。
それでも、都合が付かないという場合は、「顔合わせしないままで入籍」というパターンも少なからず耳にします。
それでもご両家の親御様も納得されているなら問題はないかと思いますが、顔合わせは「入籍までの行事」として、入籍するまでに予定として組むようにされるほうがいいでしょう。
入籍はいつ?
入籍のタイミングは、親御様にも承諾を得て、ご両家の顔合わせも済んでいるという条件の上で「いつでもOK」となります。
・ どちらかの誕生日に設定する
・ お付き合いの記念日に設定する
・ クリスマスやバレンタインなど、季節の行事ごとの日に設定する
・ 結婚式と同日に入籍する
・ 結婚式前後の日柄の良い日に入籍する
・ 新婚旅行後に入籍する
などなど、自分たちの好きな日にちに入籍記念日を設けられるといいでしょう。
ただ、自分たちは「この日が良い!」と思っていても、親御様の中には「結婚式と同日でないとNG」や「日柄の悪い日にはNG」など、入籍に対しても「こうしてほしい!」とのお気持ちを持たれていらっしゃることもあります。
「自分たちの結婚なんだから!」と、ひと思いにせず、親御様の気持ちもくんでみることも、入籍を円満に進めることができるポイントになるのかもしれません。
入籍記念日にもこだわりを持ちたいとお考えでしたら、顔合わせの際にでも「○日を自分たちの記念日にしたいので、入籍したい」と承諾を得ておくことも大切なポイントとなるでしょう。
結納はする?しない?
結婚や顔合わせと聞いて、「結納」のフレーズを思い浮かべるかたも多いのではないでしょうか。
結納についても少しご紹介いたします。
結納とは、子供達の結婚に伴い、両家の「結び」つきをお祝いし、贈り物をお互いに「納め合う」儀式のことをさしています。
最近では、結納をおこなうカップルも少なくなっているようですが、地域によっては、「結納は必ずおこなう」と考えも十分にあるでしょう。
二人の中では、「結納なんていらないね」と思っていても、
「結納がないなんて考えられない!」
「しっかり結納の儀を執り行いたい」
と親御様はお考えかもしれません。
また、結納のスタイルはさまざまあるので、品物の並べ方や内容の進め方一つとっても異なってきます。
二人の出身地が異なる場合、結納のスタイルも異なることが考えられるのでどちら側の結納スタイルに合わせるのか、しっかりと話し合うことが大切ですね。
結納をしないと決まっても、結納の代わりに食事会を開催する、結納金を納めない代わりに「新居の支度に資金援助として渡す」など、違った形で機会を設けることも良い記念になるでしょう。
まとめ
いかがでしょうか。
顔合わせと入籍についてご紹介いたしました。
どちらも「自分たちのこと」とはいえ、親御様の気持ちやお考えを尊重したり、話し合うことが大切なポイントでもあります。
大切なご両家のつながりがスタートする結婚ですから、スタートにつまずかないように慎重に進めて行きましょう。