妊娠発覚前(妊娠超初期)の症状 分かる時期はいつごろ?

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妊娠超初期とはいつ?

妊娠の超初期とは「妊娠0週から妊娠4週までの妊娠1ヶ月」の期間をいいます。
一般的な妊娠検査薬が生理予定日の一週間後より判定可能としているので、それよりも前の期間になります。

妊娠を待ち望む女性にとっては、妊娠超初期は妊娠しているか期待や不安の混じった長い時期とも言えます。

ですが、妊娠0週は実際には妊娠しているわけではありません。
最終生理開始日を妊娠0週0日とし、それから約14日後の妊娠2週に排卵日を迎えます。
排卵して6~8時間以内に精子と受精することによって受精卵となり、受精卵は約7日かけて卵管を通り、妊娠3週に子宮に到着してその約3~5日後にやっと子宮内膜に着床します。

妊娠4週0日は生理予定日となっており、この日以降に「生理がこない」ことで妊娠を意識する人が多いです。

妊娠超初期の症状が出るのはいつ?

着床が完了すると、将来胎盤になっていく絨毛組織からhCG(ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン)という名前のホルモンが分泌されます。

これは卵子と精子が受精して子宮内に着床する頃から急激に分泌され、増加し始めます。
hCGホルモンは尿と一緒に排泄されるので、妊娠検査薬ではその尿中の値を調べて妊娠しているかどうかを判定します。

このhCGホルモンの他にも、妊娠初期には女性ホルモンが活発に作用し始めます。
プロゲステロンという女性ホルモンは、体温を上げて血流をよくし、受精卵が着床しやすいように子宮内膜を柔らかくして、妊娠を助けてくれるホルモンです。
エストロゲンは、精子が子宮に入りやすくするための粘膜の分泌を促進させ、受精卵が着床しやすいように、子宮内膜を厚くするという働きがあります。また、母乳を作る準備や子宮を大きくしたりといった作用もあります。

これらのホルモンが着床が完了した妊娠3週頃から活発になることで、身体が一気に母親になる準備を始めます。
これによって心身には、自覚できる違和感が現れてきます。

これが妊娠超初期の症状です。着床してこれらのホルモンの分泌が増加する妊娠3週頃から、身体には様々な変化が起こるのです。

妊娠超初期にある症状10個

1.着床出血と着床痛

初期症状の代表的なものとして着床出血があります。着床が起こった際に、生理時の褐色のものとは違う少量の鮮血がみられます。これが着床出血です。着床出血は全体の3割程度の人が経験すると言われていますが、いざ出血した場合も少量なので妊娠してから「あれは着床出血だったんだ」と気づくパターンが多く見られます。また、稀に着床出血時にお腹がズキズキと疼くように感じる人もいますが、これもまた着床時に起こる着床痛です。

2.微熱と風邪のような症状

「熱が37.5℃ある」など、微熱があることもよくあります。母親の体内の血液量が増えるために体温が高くなり、どこか気だるい、倦怠感も感じます。その熱っぽさに加えて、鼻水も出やすくなります。赤ちゃんを様々な菌から守るため、外から入ってきた異物をできるだけ排除しようという働きが強くなるのです。また、殺菌効果を高めるために唾液が増えて口の中にたまりやすくなったりもします。人によっては喉がイガイガすることもあり、風邪の引き始めとよく似ていて間違えられることもあります。この時期の薬の飲用はあまり赤ちゃんに影響はないとされていますが、妊娠を望む人は薬を控えて様子をみても良いのかもしれません。

3.腰痛、脚の付け根や股関節が痛い

脚の付け根が片方だけチクチクしたり、両方の付け根がズキズキと痛かったり、股関節に激痛があったり、その症状は様々です。これは卵巣や子宮、胎盤などから分泌されるリラキシンという女性ホルモンが原因の1つとされています。分泌量が増えることで、骨盤などの関節や靭帯を緩め、分娩時に赤ちゃんが産道をスムーズに通り抜けられるようにします。このホルモンの作用によって関節が緩んでくると関節の周りの筋肉が緊張して足の付け根の痛み、股関節痛、腰痛を引き起こすとされています。

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4.とにかく眠い

しっかり睡眠をとっていても、一日中眠いのも妊娠超初期症状の兆候の代表的なひとつです。昼寝をしても、夜早めに寝ても頭がぼーっとして眠気が襲ってくるのは、プロゲステロンが身体を休めようと作用しているためです。そんな時には無理をせず、休めるだけ身体を休めてあげることも大切です。

5.胸やお腹の膨満感

生理前にも胸が張ったりすることがありますが、これも妊娠超初期症状の兆候としてあります。ホルモンバランスや水分代謝の変化によって、胸や子宮に血液や水分量が多くなるため、胸や腰が張ったり痛みを感じたりします。また、満腹でもないのに胃が膨満し、お腹が張っているように感じる人もいます。胃もたれやみぞおちに痛みを感じることもあり、食欲不振にも陥ったり、反対に食欲が旺盛になる人もいます。普段と違うと感じたらその兆候なのかもしれません。

6.おりものの量が増える

おりものがいつもより酸っぱい臭いがしたり、ツンとする臭いがしたりと臭いに変化が現れることがあります。また、妊娠前のおりものはほぼ無臭で半透明から白っぽい色で粘り気がありますが、妊娠初期のおりものは透明でサラサラしたものに変化して量も増えます。これらも個人差はあるのですが、いつもと臭いや状態が違うかどうかチェックしてみても良いでしょう。

7.頻尿になる

原因は生殖腺刺激ホルモンの分泌です。血液が下半身に集中することを受け、膀胱が敏感に反応するのでトイレへ行く回数が多くなる人がいます。また、子宮の変化が始まったことで、その横にある機能の膀胱がその影響を受けていることも考えられます。

8.胃がムカムカして嘔吐することも

早い人では妊娠4週に入ると、臭いに敏感になったり食欲が減退するようになります。これが「つわり」です。炊飯の匂いで吐き気をもよおしたり、ひどい時には本当に嘔吐することもあります。空腹になると吐き気がひどくなる「食べづわり」と呼ばれるものもあり、全く食べないと胸焼けがして更にムカムカが悪化することもあります。妊娠8週~11週にピークを迎え、個人差はあるものの徐々に落ち着く傾向にあります。

9.下痢や便秘

妊娠超初期は血流が子宮に集中することで、周りの臓器に血液が十分にいかないことがあります。そのために、腸の運動が鈍くなり便秘や下痢を引き起こしてしまいます。理由もなく便秘が続いたり、下痢が続いてしまうことがあれば、それも妊娠の兆候であるかもしれません。 便秘解消のためには消化の良いものや水分を多めに摂取していくと効果的です。

10.イライラする

女性は生理前にもイライラすることがあります。それは月経前症候群(PMS)といわれますが、これと似た精神状態が妊娠超初期にも見られます。訳もなくイライラしたり、些細なことで怒ったり、気分が落ちんで憂鬱になったり、集中力が低下したり、孤独感が強くなったり、突然悲しくなって涙が出たりします。妊娠超初期のホルモンは自律神経に働きかける作用があるので、プロゲステロンの分泌量が急増するとこのような情緒不安定な精神状態に陥ります。イライラして旦那様や周囲にあたってしまうことがあるかもしれません。けれど、そんな自分にまたイライラしたり悲観していては負の連鎖は断ち切れません。一番は「これは妊娠の兆候だから仕方ない」と割り切ってしまうことです。自分の感情を受け入れて、気楽に妊娠生活を楽しみましょう。

妊娠超初期の症状のまとめ

上記の10個の症状は個人差があり、誰にでも必ず全てが当てはまる訳ではありません。中には、妊娠していたのにひとつも当てはまらなかったという人もいるかもしれません。けれど、自分の身体をよく知って向き合うことで、いくつか兆候が見えてきて症状を前向きに捉えていくことはできます。そして母親がゆったりと構えて妊娠生活を送ることが、赤ちゃんの健やかな発達の手助けになることと思います。

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