新生児が泣いている姿、とってもかわいいですよね。赤ちゃんの仕事は泣くことと言いますが、新生児にその言葉はピッタリとあてはまります。寝ると泣くを繰り返します。でも、新生児はどうしてそんなに泣くのでしょうか?
新生児が泣く原因は一つではありません。いくつかありますので、今後の育児の参考までに知っておいて下さい。また、「チアノーゼ」というものがどんなものか、対処の仕方なども併せてご紹介します。いざという時に慌てないように、知識の一つとして覚えておくことをおすすめします。
新生児が泣く原因とは?
新生児が泣く原因として考えられるものと、その対処法をご紹介します。
・オムツが汚れている
今のオムツはとても品質がいいのですが、新生児は少しおむつが汚れていても、不快に感じ泣きだしてしまいます。少しでも汚れていたら、すぐに交換してあげてください。
・お腹が空いている
授乳時間でもないのに泣くのは、ミルクや母乳が不足しているからかもしれません。ミルクは飲んだ量がわかりますが、母乳はどれだけ出ているのか わかりません。足りていると思っていても、実はそれほど母乳がでていなかったのかもしれません。母乳の梅はほしがるだけ、ミルクは量を少し増やしてみましょう。
・お腹が張っている
赤ちゃんはおならやゲップを自分で上手にだすことができません。お腹をわってみて、いつもよりはっているようなら、少しお腹を優しくさすったり、温めたり、抱っこして背中をとんとんしてみてください。
・体温調整ができない
暑かったり寒かったり、赤ちゃんは自分で体温調整が上手にできません。お部屋の温度調整や、衣類の枚数などを工夫してあげてください。
・眠れない
寝たくてもなかなか寝付けなくて泣く事もあります。抱っこしてゆらゆらしてあげたり、背中をトントンしてあげたりしてみてください。
チアノーゼって?
「チアノーゼ」という言葉は知っていても、どういったものか知らない人も多いです。これは、血液の中の酸素が不足することで、指先や顔、体などが青白くなった状態のことをさします。
これが起こる原因とされているのは、
・激しく泣いて酸素が一時的に不足したとき
・鼻づまりになったとき
・呼吸するのを忘れた時
に症状が現れやすくなります。
チアノーゼを起こす新生児は、ミルクやおっぱいを飲むのが遅かったり、飲む量もすごく少なく、体重が増えにくいという特徴があります。
急激に青白くなる新生児をみて、多くのママが慌ててしまいます。チアノーゼが現れても、慌てず、とにかく落ち着いて対処してあげてください。
チアノーゼが起こったらどうすればいい?
落ち着いて、その原因が何なのかを見極めてください。
1.泣いたことが原因の場合
手足や体が丸くなるように抱っこしてあげて、背中をゆっくりとさすってあげましょう。「大丈夫だよ」と声をかけながらしばらく抱っこしていると、少しずつ症状が治まってきます。
2.鼻づまりが原因の場合
この場合は、鼻水をしっかりとってあげることで、呼吸がしやすくなり、症状も治まります。鼻水を吸引する器具などが売っていますので、出産前の準備用品の一つに加えておく用にしてください。
3.呼吸するのを忘れた時
特に授乳中に起こる事が多いので、少し飲ませて、呼吸できるように離してあげてください。鼻づまりの時の授乳やミルクを挙げる時は、特に起こりやすくなるので注意してあげてください。
チアノーゼの症状が現れると、やはり動揺して慌ててしまう方の方が圧倒的に多いです。でも、慌てずに落ち着いて赤ちゃんの様子を観察し、適切に対処することで、時間の経過とともに、症状も落ち着いてきます。
ただし、注意が必要なケースもあります。頻繁にチアノーゼを繰り返したり、症状が改善されない時は、何らかの重篤な疾患が原因かもしれません。すぐに病院を受診し、検査などを受けるようにしてください。
新生児がチアノーゼを起こさないようにと、泣かさないように過敏になるママがいます。でも、泣くのは赤ちゃんの仕事であって、唯一の意思表示でもあります。チアノーゼを起こしたら、落ち着いて対処してあげてくださいね。