おたふく風邪とは?学校は何日休む?

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おたふく風邪」は風邪というぐらいだから「うちの子も治ったようだし学校に行かせてもいいでしょ」と勝手に判断してしまうママ。それはとても危険です!おたふく風邪はインフルエンザと同じように学校に行ってはいけない期間が定められています。

そもそもおたふく風邪とはどのような病気なのでしょうか。症状も併せて「おたふく風邪にかかってから学校に行ける日まで」を説明します。

⒈  おたふく風邪とは?

おたふく風邪は、正式には耳下腺炎(じかせんえん)といいます。その名前の通り、耳下腺が炎症を起こす病気です。耳下腺は、唾液を作る働きがあって耳たぶを囲むよう位置しています。その耳下腺が腫れあがり、おたふくのような下ぶくれの顔になることからおたふく風邪と呼ばれています。

⒉  おたふく風邪の症状は?

● 耳のまわりの腫れ
まず、発症したことが分かりやすいのが耳下腺がある耳のまわりから顎にかけて腫れることです。
虫歯による炎症などとも似ているので区別が難しいといわれています。ほとんどの場合、片側だけ腫れ始めてもう片側は遅れて腫れます。腫れは1週間~10日程度で治ります。

● 腫れた患部の痛み
腫れによる痛みで食べ物を噛むことができない、飲み込めない、会話ができないといった状態になることがあります。これは子どもにとってストレスが強いので、子どもの様子に合わせて噛んだり飲んだりがしやすい食事にしてあげましょう。特に味の濃いもの熱いもの、硬い物や口を大きく開けるものは避けてあげるのが無難です。

● 発熱
発症後すぐに37度から40度までの発熱があることが多く、だいたい3~4日で治ります。しかし、熱が3日以上続くようであれば要注意です。

● 頭痛、嘔吐、腹痛
これらはおたふく風邪でよく起こるのですが、3日以上も激しい頭痛や嘔吐やけいれんが続くようだったら合併症を引き起こしている可能性があるのですぐに病院にかかりましょう。

これらの症状がある場合は病院で血液検査をしてもらうことで、おたふく風邪にかかっているかどうか調べることができるので早めに病院にかかりましょう。また、小さな子どもさんの場合は自分で症状を訴えることができないのでママがしっかり様子を見てあげることも大事です。

⒊  感染ルートと感染する時期は?

おたふく風邪はムンプスウイルスというウイルスに感染することで発症する、ウイルス性の感染症です。子どもの頃にかかりやすい病気とされていて、特に3歳〜10歳の子どもに多くみられます。

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ムンプスウイルスに感染している子どもがくしゃみや会話をすることによって他の子どもに感染する「飛沫感染」や、感染している子どもが触ったものを他の子どもが触ってその手指を口に入れるなどで感染する「接触感染」が主な感染ルートなので、学校に通う子どもがかかるとたちまち周囲に蔓延します。

このムンプスウイルスは、体の中に入ってから自覚症状が出るまでに2〜3週間もの期間があるといわれています。自覚症状が出始めてからは約5日〜1週間ほど症状が現れます。最も感染力が強いのは潜伏期間の2〜3週間と発症後数日です。耳下腺の腫れが治り始めたり症状が軽くなるにつれて、感染力もだんだん弱くなってきます。

⒋  学校に登校は何日休む?

平成24年に学校保健安全法施行規則改正によっておたふく風邪の登校や登園の時期の考え方が以前と変わりました。改正される前は「耳下腺の腫脹が消失するまで」を出席停止期間としていましたが、改正後には「耳下腺、顎下腺又は舌下腺の腫脹が発現した後5日を経過し、かつ、全身状態が良好になるまで」に変更されました。最近の研究で耳下腺は腫れずに顎下腺や舌下腺といった部分が腫れる症例があったり、発症後数日で感染力は弱まってきても腫れが2週間程度残る場合もあることが分かってきたので耳下腺の腫れだけが出席停止の基準にはならないということになったのでしょう。

「耳下腺、顎下腺又は舌下腺の腫脹が発現した後5日を経過し、かつ、全身状態が良好になるまで」と文章になると何だか難しそうですよね。

具体的にいつなのか例を出して数えてみました。

(例) 腫れが現れた日は1月1日(水)

翌日の2日(木)を第1日目として、3日(金)を第2日目、4日(土)を第3日目、5日(日)を第4日目、6日(月)を第5日目。この時に全身の状態が良好であれば7日(火)の第6日目には出席ができます。

ただし、インフルエンザなどと同じ第二種の感染症とされているおたふく風邪の出席停止期間はあくまでも基準なので、症状によって病院で感染の恐れがないと診断された場合にはこの基準が全てではありません。自治体やそれぞれの教育機関の方針によっては登園許可の証明書を発行してもらう必要もあるので、病院で症状を診断してもらって出席する日を相談して決めると最も良いでしょう。

おたふく風邪は潜伏期間が長いので、感染した子ども自身もまだ気づいていない時期に周りの子ども達が感染してしまう可能性もあります。学校でおたふく風邪の発症が確認された場合はマスクや手洗いうがいが出来るなら少しでも対策をすると良いでしょう。特に、大人がかかると重症化されるといわれているので子どもがかかった場合には、まだおたふく風邪になったことのない周りの大人も予防対策が必要です。

そして、おたふく風邪になってしまったら元気だと思っても出席停止期間を守り、周りに移さないようにしてゆっくり休ませてあげましょう。

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