水ぼうそうは予防接種で防げる?初期症状は?

“ストア”

私達の周りには様々な感染症が潜んでいます。近年では予防接種で防げる感染症も増えてきましたが、その中でも今回は【水ぼうそう】についてお伝えしたいと思います。

水ぼうそう(水痘)とは

水痘帯状疱疹ウィルスというウィルスによって引き起こされる発疹性の病気で、毎年12~7月に多く、8~11月には減少する傾向にあるといわれています。

主に小児の病気で90%以上が9歳以下で発症します。熱性痙攣、肺炎、気管支炎等の合併症により重症化した場合、生命の危険を伴うこともあるため十分な注意が必要です。
また、非常に感染力が強く母子免疫も強力ではないため、新生児でもかかることがあります。

潜伏期間は?

潜伏期間は10~21日で、発疹出現の1~2日前から全ての発疹がかさぶた化するまでが感染しやすい期間とされています。

感染経路は?

水ぼうそうはどのようにして体内にはいってくるのでしょうか。感染経路は以下のようになっています。

  • 空気感染:鼻や口から空気中に漂うウィルスを吸い込むことにより感染
  • 飛沫感染:唾液に含まれているウィルスが咳などで飛び散り、それを吸い込むことにより感染
  • 接触感染:感染者の手や触ったものに触れ、その手で口や鼻を触ることにより感染
    ※水疱中にはウィルスがいるので注意が必要ですが、かさぶたにはウィルスはいません。

初期症状と特徴

水ぼうそうの発疹は、以下のような他の発疹とは明らかに違う変化をします。

まずは発熱から始まることが多く、その後かゆみを伴う発疹が 体・手足 と現れます(その中でも体への発疹がもっとも多く出やすい)。

典型的な症例としては、紅斑(皮膚の表面が赤くなる) 水疱膿庖(粘度のある液体が含まれる水疱) 痂皮化(かさぶた) へと約3日の経過で変化していきますが、数日に渡り新しい発疹が次々と出現するので、急性期にはそれぞれの段階の発疹が混在することが特徴です。

症状がある場合は、マスクを着用し、医療機関を受診して安静にしていることが望ましいでしょう。

予防方法

“ストア”
  • ワクチンの接種
    ※平成26年10月1日から水痘ワクチンが定期接種(無料)となりました。
    ワクチンの1回接種により重症化を100%予防でき、2回の接種により軽症も含めてその発症を予防できると考えられています。また、感染者との接触から72時間以内に水痘ワクチンを緊急接種することにより、発症の防止・症状の軽症化が期待できるとされています。
  • 手洗い・うがいの徹底
  • 感染者との濃厚接触を避ける
  • 感染者とのタオルの共用を避ける
  • アルコールでこまめに消毒する

登園・登校はいつから?

症状が回復してくると次に気になるのは、外出や登園・登校はいつからしてよいのか…ということではないでしょうか。

水ぼうそうは学校保健安全法で【第2種学校感染症】に分類されています。

※第2種学校感染症:飛沫感染をする感染症で児童生徒の罹患が多く、学校での流行の可能性の高いもの
→ インフルエンザ・百日咳・麻疹(はしか)・流行性耳下腺炎(おたふく)・風疹・水痘(水ぼうそう)・咽頭結膜炎(プール熱)・結核・髄膜炎菌性髄膜炎

登校(園)基準は、すべての発疹が痂皮(かさぶた)化するまで出席停止とするとなっており、水疱が落ち着いたころに再度病院を受診し、医師に登校(園)許可書をもらいましょう。

またそれ以後も、免疫が低下している人との接触はさらに長期間さけることが推奨されています。

 

まとめ

水ぼうそうの感染力は非常に強く、家庭内接触での発症率は90%で、ほぼ間違いなく兄弟感染するといわれています。
また大人が感染した場合、水ぼうそうそのものが重症化するリスクが高く、妊婦が感染すると赤ちゃんが【先天性水痘症候群】等の病気にかかるリスクがあるとされています。

水ぼうそうは予防接種で防ぐことのできる感染症です。子供はもちろん、大人も自身の予防接種歴や罹患歴を把握し必要に応じて予防接種を受けることが必要といえるでしょう。

 

参考:
厚生労働省/水痘
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou11/01-05-19.html
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/varicella/

NIID 国立感染症研究所/水痘とは
http://www.nih.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/418-varicella-intro.html

“ストア”