『おたふく風邪ってどんな病気?』

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おたふく風邪にかかったらどうすればいいの?

子どもがおたふく風邪にかかった!
えっと、感染症だからまずは病院、それから学校連絡、それから・・・どうすればいいんだっけ?
とアタフタしてしまう人、多いのではないでしょうか?。

耳下・顎下・頬が腫れておたふく顔のように腫れるのでおたふく風邪とよばれる感染症、正式には流行性耳下腺炎といいます。
ここでは感染の原因と症状、かかった時に困らないための予防と対処法おたふく風邪が原因で発症する後遺症と合併症についてお伝えします。

原因

耳下腺にムンプスウイルスが感染して発症します。感染してから発症するまでの潜伏期間は2~3週間くらいとすこし長めです。

感染のしかたと予防

どうやって感染するのか・・・おたふく風邪もほとんどが飛沫と接触で感染していきます。くしゃみ、同じタオルを使う、ドアノブに触るなどなど・・・ほかの感染症と同じですね。家族がおたふく風邪になったら、マスクをする、タオルをわける、ドアノブのアルコール消毒、同じ箸やコップを使うのをさけるなど、皆さんがよく知っている方法で予防しましょう。

また、ワクチンを接種するのもおすすめです。
おたふく風邪の予防接種は任意で5000~7000円でうけられます。ちょっと高額ですよね、でも自治体によっては助成金制度があって3000円ほどでうけられる場合もありますから予防接種をするならまず自治体にたずねてみましょう。おたふくかぜのワクチン接種は抗体獲得率が90%と高いのですませておくと安心です。

症状

耳下から顎下、頬まで1~2日かけて片方から両方へ腫れが広がっていきます。人によっては片方だけしか腫れないこともありますが、痛みや腫れはじめてからだいたい3日ほど続き7~10日でほぼよくなります。

腫れと一緒にでてくるのが触っただけでもつらい痛み、かんだり飲み込んだりもつらくて話すこともできないくらいの強い痛みがあります。唾液をつくる耳下腺が炎症するので唾液がうまく口の中に流れていかず口内炎になりやすいのでとくにお子さんの口の中はよく診てあげましょう。

発熱は人それぞれで38度を超える人も熱があがらなかったという人もいます。免疫力が高いと感染していても症状があまりでないこともありますから耳の下あたりが痛むときには、ほかに症状がなくてもおたふく風邪を疑ってみましょう。

幼稚園・保育園・学校は何日休む?

以前は腫れがひいて医師の許可がでるまで出席停止でした。腫れがなかなかひかなければ長くお休みしないといけなかったのです。

2014年4月に改正された学校保健安全法では・・・

【いつから何日間という期間ではなく耳下腺、顎下腺又は舌下腺の腫脹が始まった後5日を経過し、かつ、全身状態が良好となるまで】

とされています。

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発症後5日をすぎればウイルスの排出が少なくなるので、腫れはじめて5日たち元気になっていれば腫れがあっても出席できるようになりました。要は6日間休んで元気になったら登校できるわけです。
もちろん必ず医師の治癒証明書をもらってから登校します。診断書あれば欠席ではなくて出席停止にカウントされますから授業の出席日数を気にすることはありません。

外出禁止はどのくらい?

外出の制限も気になりますよね。
おたふく風邪は感染症です。発熱や腫れがでるまえから感染しますし、見ためが元気でもウイルスは排泄されることもあります。症状がでるまでは気づきませんから、発症したら医師の許可がでるまで外出は控えましょう。学校の出席停止とおなじ腫れ始めて5日間は外出禁止です。
ちなみに潜伏期間が2~3週間と長いので、家族はひと月くらいは感染しているかもしれないと思っていてください。必要以上に感染を広げないために意識しておくのもマナーです。

おたふく風邪の食事

食べ物はかんだり飲み込んだりが痛くてつらいのでやわらかくて消化のよいものを、飲み物は酸っぱいものは唾液がでて痛いのでやめておきましょう。味が薄くて酸っぱくないものがいいですね。オレンジジュースやみそ汁などは刺激がつよくて飲み込むのが大変です。治るまではガマンです。
おすすめなのはアイスクリーム・ヨーグルト・ゼリーなどです。ただ体が冷えすぎないようほどほどにしておきましょう。

おたふく風邪は後遺症や合併症が怖い!

と思っている人も多いのではないでしょうか?
最後に、おたふく風邪が原因でおこる後遺症と合併症についてお伝えしましょう。

難聴

発症後5000人に1人くらいに難聴症状がみられます。今のところ治療法がないので、おたふく風邪のあとにお子さんが聞こえづらそうしていたら早めの受診をしてください。ほっておくとまれに聞こえなくなることがありますから注意してあげてくださいね。

顔面神経麻痺

耳下腺に炎症を起こすと耳のそばの神経を傷つけて麻痺がおこることがあります。数か月のうちによくなるケースがほとんど、でも数パーセントは後遺症としてのこってしまいます。

無菌性髄膜炎

合併症の中で一番怖いのが髄膜炎です。おたふく風邪の10パーセントの割合で発症し、頭痛・発熱・嘔吐の症状がともないます。ほとんどは半月もすればよくなりますが、まれに重症化して死に至ることもありますから気をつけておきましょう。

睾丸炎

思春期以降の男性のおたふく風邪患者の20~30パーセントが発症。わりと多いですね!
発熱、頭痛、吐き気、のほかに下腹部痛や睾丸の腫れ痛みがあります。成人男性では両側が炎症すると無精子症になる場合があります。

卵巣炎

成人女性のおたふく風邪患者の10パーセントくらいが発症。
発熱、吐き気、不正出血、おりものの増加、下腹部痛があります。卵巣の機能がそこなわれることはあまりないので排卵も正常のままです。

おたふく風邪にかかったら、症状の変化や痛む場所に気をつけて、すこしでも思いあたったら早めに医師の診察をうけましょう。重症化する前に!!がポイントです。

まとめ

おたふく風邪についてお話ししましたが、症状が日ごとによくなるようならあとは時間がくすりです。ゆっくりと安静を心がけるだけでよいでしょう。症状がわるくなるようなら早めの対応をしてください。重症化は子どもたけではありません。成人してからの感染で思いもよらないほど重症化してしまうこともあります。お子さんだけでなく周りの大人も予防に心がけることぜひおすすめします。

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