子育ては大変なことが沢山ありますよね。
とってもかわいい我が子なはずが、どうしてこんなにもイライラすることがあるのだろうと考えてしまうほどですよね。
まだ小さいことはいいのですが、どんどんとぶつかる壁が高くなりどうすることもできないなんてことも…。
でもできれば、怒らず、感情的にならずに子育てを楽しみたいというのはどのお母さんも同じ思いでしょう。
そこで、長年保育士をしてきた私から少しアドバイスをいたしましょう。
子育てが大変な理由は?
あんなにおなかを痛めて産んだ我が子ですから、可愛くないわけがありません。小さかったころはそれでもお母さんのいうことを聞いていたはずなのにだんだんと動けるようになり話せるようになると、反発をするようになってきますよね。どうしてそんなことをするのだろうと悲しくなってしまうことさえあります。
1.子どもは1人の人間
子どもは親の言いなりではないということです。子どもは親の言いなりな存在ではありません。子どもは子どもなりに言い分があり、思いがあります。そこに気づかずに頭ごなしにおこっても全く響かず、反発につながってしまうのです。お母さんが子どものことを思って怒っても子どもにはその思いが全く通じないこともよくあるのです。
2.お母さんのイライラが子育てに影響していませんか?
忙しい毎日の中で、子育ては時間通りにいかないことばかりです。時間との闘いなのにうまくいかなくてイライラしてしまいますよね。そんなイライラはどうしても言葉や行動に出てしまいます。それが子どもに伝わりまた子育てが大変になってしまうのです。完全に悪循環ですね。
3.子育ての方法がわからない
子育ての方法に正解を見つけることは容易ではありません。しかし、全くわからない中での子育ては不安ですよね。お母さん自身も悩んでいるので子育てが大変と感じてしまうのでしょう。
子育てを楽しくするにはどうすればいいの??
子どもを育てるということは、1人に人間を育てるということです。一人の人間を育てることが簡単なことではありません。しかし、ずっと起こってままの子育てより笑顔の方がいいですよね。そこでこのようなことを少し心にとめて子育てをしてみてください。
1.否定語を使わないように
「〇〇はダメ!!」「〇〇はしてはいけません。」など否定語が多くなっていませんか?否定語だけでは子どもはなぜ怒られて否定されているのか理解できないことがほとんどです。否定語を使わず、してほしいことを言うようにしてみてください。
たとえば、「走らない!!」であれば「歩こうね。」ですね。ほかにも「おもちゃを投げない!!」であれば「これは投げるものではないよ。こっちはいいよ」です。どうしても否定語になる場合は、その理由を一緒に伝えましょう。どんなに小さくても理解していないと思っても子どもはお母さんの表情などをよくみていますよ。
2.言ってもわからないなんてことはない
まだ小さいから言ってもわからないだろうと思っていませんか?子どもはとても敏感ですよ。お母さんの表情などでその状況を理解できてしまったりします。投げやりにならずに、伝えなくてはいけないことは端的に伝えてあげてください。
3.イラッとしてもまずは深呼吸
お母さんだって1人の人間です。体調によってはイライラしてしまうこともあるでしょう。でも感情的に子どもに接してもいいことはありません。イラッしてしまった時は、まずは深呼吸しましょう。どうしてもイライラしてしまい、向き合えないと感じる時は誰かにバトンタッチしてください。お母さん1人が子育てを抱える必要はありませんよ。
4.子どもの気持ちを考える
お母さんが「ダメ!!」と思うことを子どもはしてしまうものです。でもそれはどうしてなのか考えたことがありますか?場合によってはあえてお母さん怒ることをしていることがあります。それはお母さんに注目されたいという感情からです。「悪いことをする=追いかけてくれる=構ってくれる」なんて思考回路になってしまっている可能性があります。そう考えるとなんだか悲しいことですよね。
つまり、気持ちの表現方法が間違ってしまっているのです。そんな時は「悪いことをすること=構ってもらえる」という気持ちを変えてあげる必要があります。いいことをした時に十分に構ってあげてスキンシップを取るようにしてあげてください。
まとめ
子育てはとっても大変です。でもそれを楽しいものに変えることは可能です。まずは深呼吸、そして子どもを1人の人間としてどんなことを考えて行動しているのかを落ち着いて考えることです。
ゆったりした気持ちで、子育てに向き合ってみてくださいね。