結婚式を挙げるとき、赤ちゃんを連れて参列する方もいるかと思います。
途中、赤ちゃんが泣いたりしてしまっても親御さんが肩身の狭い思いをしなくても良いように、最大限の配慮と準備をしてあげましょうね。
1.席次表って何?
①席次の基本を押さえよう
席次表とは、出席者がどの席に座るかを表にしたものであり、新郎新婦との間柄をいれるのが一般的です。会場の基本的なテーブルの配置は決まっているので、新郎新婦席から近い順に会社関係・友人・親族といったおおまかな三つのグループを分けていきます。
そして、それぞれのテーブルに振り分けていきます。だいたい、テーブルは多くて8人ほどが掛けられる大きさになっていますので、出席者の人数が決まれば、使うテーブルの数も決まってくるでしょう。
②人間関係を考慮する
会社関係ならば、役職に合わせて上座・下座に配置することが基本です。
友人ならば、地元の友人、大学の友人というようにテーブルを分けていくのが一般的ですが、それぞれ2、3人ずつの少人数の場合、同じテーブルに配置することあります。その場合、同性同士、年齢が近い人同士を同じテーブルにしていくのがいいでしょう。席は、仲良しの度合いで隣同士にする人を決めていくことが多いです。
親族席は、親族間の関係もあるでしょうから、親に相談しつつ決めていった方が良いでしょう。
2.赤ちゃん連れの参列者へのサポート
①赤ちゃん連れOKの式か否か
まず、新郎新婦の間で、結婚式に赤ちゃんが来ることについて、共通の認識を持ちましょう。どちらか一方が「赤ちゃんが来るのは好ましくない」と思っているのに、勝手に参列を許可してしまうと、二人の仲がこじれてしまいます。
赤ちゃん連れOKに決まったら、せめて両親には、赤ちゃん連れの方がいるかもしれないことを事前に伝えておきましょう。自分たちはにぎやかな式が良いと思っていても、ご両親は厳粛な式にしてほしいと思っている可能性もあります。せっかく結婚が決まったのに、家族がぎくしゃくしてしまっては悲しいですよね。式の準備が大詰めを迎える前に、しっかりと話し合っておきましょう。
②参列者に伺おう
赤ちゃんがいる方には、招待状を送る前に個人的に聞いてもよいでしょう。赤ちゃんによっては、お母さんから離れると泣き止まない子もいますので、誰にも預けられないということもあります。
でも結婚式に連れて行くのは迷惑になるかもしれないから悪いかも・・・、と遠慮して言い出せない人もいるかもしれませんので、赤ちゃん連れOKと決まったら、その旨を伝えてあげましょう。もしかしたら、自分たちは知らなくても、「親戚から、赤ちゃんを連れてくると連絡があった」とご両親のほうから言われることもあるかもしれないので、再度確認しましょう。
③席の場所を考える
結婚式に赤ちゃんが来ることが分かったら、その方の席を十分に考える必要があります。
赤ちゃんのお世話(授乳やおむつ替え)で席を離れる機会が多いと考えられるので、扉が近い席を用意しましょう。
あらかじめ、その人が座る席を、扉に近いテーブルに用意しておくことが大切です。また、赤ちゃん連れや子連れの人が複数いる場合、席の場所をできるだけ近くにするだけで、ご本人たちも心強いでしょう。
席次表にも、赤ちゃんの名前を印字しましょう。大事な出席者ですよ。敬称は「~ちゃん」「~くん」が一般的です。
④会場での配慮を考える
披露宴会場とは別の場所に、授乳室やミルクの調乳のための用意があると、とても親切に感じます。配慮が行き届いていて、お母さんたちにも好評でしょう。
赤ちゃん連れの人は、他の人よりも手荷物が多めです。なので、周りに気兼ねなく荷物を置けるように、少し広めに席の確保してあげるといいですね。
料理を食べるときに抱っこの手を休めて楽しんでもらえるように、ベビーベッドやクーハンなどを近くに置いておくのも、大事な準備といえます。
離乳食を食べる赤ちゃんが来る場合、イスが必要かどうかを聞いておくと良いでしょう。
最近は、赤ちゃん連れの参列者への配慮が行き届いた会場が多くなっているように感じます。会場を決めるときにこういうことをしっかりと見極めることが、後々とても大切です。
結婚式の準備をしていくときに、「何か用意したほうが良いものはあるか?」ということを、率直に聞いておくのも一つの手ですね。お互いが困らないようにしていきたいものです。
まとめ
赤ちゃんを連れての出席は大変です。親御さん自身も、当日になってみないと赤ちゃんの様子がどうなるか分からないので、不安があると思います。そういう思いまでして来てくれているということを考えて、来てくれた参列者全員が楽しめる式にするために、準備していきましょうね。